「QCサークルとは、第一線の職場で働く人々が継続的に製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う小グループである。(出典:一般財団法人 日本科学技術連盟 ホームページ)」
社員が自発的に、そして継続的に、製品・サービス・仕事などの質の管理・改善を行う、というところがポイントです。主に工場などの生産現場において品質管理を向上する目的で行われる活動を指すのが一般的で、その場合はブルーカラーの社員が主体となって実施します。「カイゼン」という言葉にも通じる活動です。
しかし近年、工場などの生産現場に限らず、パソコンを使ったIT業務を行うオフィスにおいても、ホワイトカラーの社員が主体となってIT業務の改善活動を行う、「IT版QCサークル活動」が活発に行われております。
文章作成やデータ集計などのタスク、コピペなどのアクティビティなど改善のレベルは様々ですが、社員が自主的に業務効率化に取り組んでおります。この活動をより効果的なものにするには、ITコーディネータなどの助言が必要です。例えばExcelの関数やマクロ、VBAに詳しいITのプロフェッショナルが1人いるだけで、QCサークル活動において解決できる問題の幅が広がります。
社員のスキルアップを通じて、日常の業務を少しずつ改善していけば、大きな生産性向上の効果を生み出すことにつながります。IT版QCサークル活動に取り組んでみませんか。